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剣道での「結ぶ」を考える

前回は、「木刀による剣道基本技稽古法の順番の覚え方」と題して、管理者が「Twitter」を読んで知り得た情報を掲載させていただきました。


10回目となる今回は、8回目に「身体知と剣道」を投稿していただきました本会の岡本邦靖会長からの2回目の投稿になります。
タイトルは“剣道での「結ぶ」を考える”です。是非、お読みください。


今日も元気よく子ども達が剣道の稽古に集まって来ます、正座をして剣道具を着けます、剣道具を着け始めて間のない子ども達は、スムーズにそして確(しっか)りとは着けられません。


剣道では、剣道着と袴(はかま)を着、その上に剣道具を着装して、身体の安全を確保して稽古を行います、この剣道着、袴、剣道具を確実に着装するには、紐(ひも)を「結ぶ」行為が必要となります。


この紐などを「結ぶ」という行為は、日常の生活の中では、段々少なくなっているのではないでしょうか、ジッパーやマジックテープ、粘着テープなどによる簡易な方法が出てきたからでしょう。


それ故、子ども達にとって、紐を結ぶ行為は大変なことです。


剣道着では「胸紐」を、袴では「前紐」と「後紐」を、垂では「垂紐(垂帯)」を、胴では「胴紐(上)」を左右の胸乳革と「胴紐(下)」を、面では「面紐」を結ぶ必要があります、剣道着には内側に内紐が取り付けてある場合がありますし、面下に手拭いも付けますので、10ヶ所もの結ぶ行為が必要となります。


なれない子ども達も、ちぃちゃな手で一生懸命に順に結んで行きます、上級生や指導者からの手助けは最小にし、時間が掛かってもがんばります、この準備すること、つまり身支度(みじたく)することの大切さを、知らず織らず学んで行くのでしょう。


その子ども達も、一年、二年、三年と結ぶ稽古を積み重ねて行くにつれ、確りとした着装となって来ます。


剣道での紐を「結ぶ」とは、ゆるみなく固く結ぶ、つまり「締(し)める」に近い感覚ですが、精神的にも「結ぶ」>「締める」>「気を引き締める」から「心を決める」、「覚悟を決める」が入り込んでいるように思います、紐を順に結んで行くことで、次の行動を起こす気構えをゆっくりと充実させるこができ、稽古、試合、審査、演武などに臨む場合の重要な儀式と言ってはオーバーですが、大切な工程であり疎(おろそ)かに出来ないなと思うのです。


「結ぶ」は、紐や帯を結ぶ、縁を結ぶ、手を結ぶ、努力が実を結ぶ、握り飯を結ぶ、口をへの字に結ぶ、論を結ぶ・・・など、多くの言葉としての使い方がありますが、日本独自の伝統文化である剣道での「結ぶ」行為には、古(いにしえ)の武人達が、出陣に備えて鎧(よろい)や兜(かぶと)を着ける「身ごしらえ」での覚悟と心意気を、現代に宿しているのではないでしょうか?


第10回「剣道での「結ぶ」を考える」は、この辺で終了させていただきます。


お読みいただき、ありがとうございました。


岡本会長、投稿いただきありがとうございました。
「昭和の剣聖」持田盛二範士は、更衣の際、むやみに肌をさらさないよう気をつけ、剣道具を着装したのちは、颯爽(さっそう)と稽古をはじめられたと何かの本に書いてあるのを思い出しました。
昔の先生は“アップ(準備運動)などは、道場へ来る前に済ませておくものだ”という心がけが当たり前だったのでしょう。
現代のように稽古場に来てから慌てて着替え、アップにもならないような素振りを二度三度して、すぐに稽古に合流するようなことでは、稽古も雑になるはずですね。
単なる着装ではなく、「身ごしらえ」を整えるという気持ちを大切にします。
最後になりましたが、他の会員の皆様からの投稿も随時、お待ちしております。沢山の投稿をお願いします。(管理者より)

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